叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

秋雨

稲刈りをしながら、秋を身近に感じたと思ったら、今度は秋雨前線が去らぬ、台風が来るという。大いには降らぬとしても、全国津々浦々、天気予報の傘マークがへばりついて離れない。月曜日に、旅への強い決意をあれほど語っていながら、もう既に心は折れ始め…

リスク

リスクの可視化という点で、やはりコロナ感染者数は全数把握を前提にした方が良いのではないかと思っている。長いコロナ禍での生活に慣れ切ってしまった我々は、自らの行動を決定するにあたって、かなりの部分で、毎日のように報告される感染者数を参考にし…

愉しみ

覚悟を決めねばなるまい。コロナ感染者の全数把握もいずれやらなくなるということだから、見えない脅威は愈愈見えなくなる。日々報道される感染者数に一喜一憂しながら、それを自らの行動に反映させていたが、もうそれも出来なくなるということだ。今まで通…

稲刈り

三重にまできて、稲刈りをした。手伝ってくれと言われれば、二つ返事で了解するぐらいには、農作業が好きである。普段はあまり好ましく思っていない人の頼みでも、だ。というより、仕事のやり方や姿勢に対しては相容れないものを感じてはいるが、プライベー…

夕食

昨日眠る前から頭が痛かった。頭痛薬を飲んで眠れば良かったのに、それを怠ったせいでなんとも気分の悪い目覚めになってしまった。珍しく朝風呂に入って、髭も剃って、明らかにどこかへ出掛ける準備をして、涼しい部屋で読書をしていたが、昼過ぎには歩き出…

良識

本当は江ノ島に行きたかった、京都でのんびりお酒でも飲みたかった、小豆島をぶらつきたかった。今週末は天気も良さそうだし、昼勤終わりで帰ることが出来るし、条件としては非常に良かったのだけれど。前回の京都で、旅先の夜を歩き、旅先で迎える朝の愉快…

平常

コロナで数人休んでいるお陰で、近年稀に見る平和な職場になっている。私が求めていた工場の雰囲気というのはまさにこれであって、各々が其々の持ち場で黙々と働く心地好い沈黙。必要最低限のコミニュケーションは必要だが、今の職場は無駄話や下らない戯れ…

夏の終わり

GRで撮ったものをRAW現像してみた。 今まではJPEGで撮ったものをLightroomで弄っていたけれど、どうせ弄るならRAWで撮ったものを弄れば良かったのだ。改めて生のデータを見てみると、撮って出しとされるJPEGデータが、どれだけカメラ内で色を調整されていた…

倖せ

連休前にコロナにかかった友人は、寮生でありながら恋人の家で静養していたらしい。職場での評価は散々な彼だが、この3年の間に彼女を作って、半同棲のような状況まで持ってゆく行動力には素直に頭が下がる。私には、30年掛けても出来なかったことだ。多くの…

距離感

久しぶりで、京都で遭遇した同僚と顔を合わせた。本来ならばこの場での接点しかないはずだったのに、ひょんなことから京都で会って、観光までした。距離感がおかしくなりそうだが、ここはぐっと堪えて今まで通りに接する必要がある。妙な親しみを見せてしま…

日常

なんとも締まらない天気で、降るなら降れば良いのに降らないし、然りとて晴れるという訳でもなく、なんとも締まらない連休最終日になってしまった。それでも、夕方は晴れ間が覗いたから、近所を10kmほど散歩した。脚も足の裏も殆ど旧に復していて、これなら…

知足

京都で友人と遭遇して、その着物姿を写真に収めた。その時はGRしか持っていなかったけれど、それでもGRは持っていたから、スマートフォンで撮るような無味乾燥な写真にならずに済んだ。それからは、写真はGRで何とかする、何ともならぬような被写体は、敢え…

蛇の川流れ

一昨日、京都での出来事である。豪雨で増水した鴨川を橋の上から覗き込んでいると、大きな蛇が流されてきた。最初は木の棒でも流れているのかと思っていたが、よくよく見ればそれは2mはあろうかと思われる蛇で、必死に岸に辿り着こうと巨体をくねらせていた…

帰還

三重に帰ってきた。仕事のことなど考えたくもないが、この足の状態では業務に差し障りが出そうなこともまた事実だから、体力の快復に努めなければならない。それに、明日以降全国的に天気が悪そうだったから、それも大きな抑止力になってくれた。まだ帰りた…

邂逅

昨日は友人の中国料理を食べて元気が出た。ただ、いつもより酔いが回るのが早く、それも急激だったので〆の麻婆豆腐は食べることが出来なかった。これはまた次の機会にいただこう。それよりも印象的だったのは、会社の同僚の女子2人に京都で邂逅したことであ…

到着

3日に渡る東海道歩きが今日で終わりを迎えた。朝、出発する時に雨が降っていたら、もしかすると歩かないという選択をしたかもしれない。途中雨には降られたけれど、結果的には南草津から三条大橋までの20km少々を歩き切ることが出来た。昨日電車に乗ってしま…

敗北

何に敗北したのかは分からないけれど、電車を使ってしまった時点で敗北なのである。手原駅から南草津駅までたった2駅、だがこの2駅が私には永遠に感じられた。亀山を出て、東海道西の難所とされる鈴鹿峠は、普段よりも多く汗をかいたぐらいで、特に問題無く…

夏風

四日市を朝の7時ごろに出る。天気は良いけれど、雲量が多いから肌を刺すような陽射しは届かない。それでも、歩けば当然大汗はかくから、途中で塩分タブレットと水を摂取して熱中症を予防する。脚の動く限り、体力の続く限り歩き続けること、それだけを考えて…

進出線

いよいよ明日から水曜日にかけて、東海道を京都まで歩いてゆく。今日は酒席に出なれければならないので、そのまま四日市に泊まれるように宿を取った。明日は四日市から関まで、火曜日は関から南草津まで、最終日に京都着を予定している。今回の徒歩行軍の成…

突入

夏季休暇が始まった。去年はコロナに罹っていたから、休暇もへったくれもなかった。今年はこのタイミングで同僚が罹った。発熱を分かっていながら出社してきて、非難轟々だったらしい。コロナに罹ることは今どき仕方ないとしても、熱を出している身で、体温…

身の丈

GRで撮り始めて、もうこれがひとつの終着点になってしまうような気がしてきた。ちなみに私のGRはxのほうで、40mmのレンズがついている方である。私が撮りたいと願う程度の写真は、GRがあれば十分に撮れるということが少しずつ分かってきたのだ。如何に高価で…

永遠

口内炎が出来た。食事の際に、手酷く噛んでしまったのだ。いつも通りにものを噛んでいて、なぜ突然噛んでしまうのか、30年ほど生きてきたが全く分からない。口内炎が嫌らしいのは、最初は小さな傷が少しずつ大きくなってゆくことだ。進行を止めるためにビタ…

ご自由に

相変わらず、ひとり煩いおじさんがいる。本当は付かず離れずでやりたいのだが、機械が壊れた時にはこの人に修理を頼まねばならないから、尚更タチが悪い。40はとっくに過ぎて、もう50に近い歳の頃の割には落ち着きがなく、機嫌が良い時はしつこいぐらいにち…

どこまで

京都への旅の、日程を考えている。総距離110余kmを3日以内に踏破することを考えていて、4日以上かかった場合は、何かに敗北した気分になるだろう。取り敢えず初日は近鉄富田の駅まで三岐線を使って行き、そこをスタート地点に関宿まで歩く。距離にして30km程…

京都へ

いろいろと検討して、京都へゆくことにした。たっぷり眠ったこともあるが、昨日の疲労は殆ど残っていないので、この分なら3日程度歩き続けても問題無いだろう。京都は何度も訪れているけれど、歩いてゆくのは初めてである。中国料理人の友人にも、歩いてゆく…

上々

炎天下、練習がてら20kmの距離を歩いてみた。脚はそこそこ疲れたけれど、今のところは特に痛むところはないし、昨日の10kmランニングの疲労も考えれば、殆ど無傷の状態と言って良い。新しい靴の調子も上々で、歩き始めこそ左足に多少の緩さを感じたものの、…

満足

晴れないまでも雨は降らぬだろうと思っていたら、大いにあてが外れた。新しい靴を慣らす為にも朝から歩くつもりだったのだが、土砂災害を警戒をせねばならぬ程に降っていたのでは、外に出ることも出来ない。夕方は雨が上がったから、1時間ほどジョギング。あ…

終ハツタ

やっと、1週間。疲れた、疲れた。一人で居られることの有難さをしみじみと感じる。同じ配置で働くメンバーが変わって、仕事で疲れるよりもおっさん連中の相手に疲れる。40を超えたおっさん連中が、30そこそこの人間や女子社員と一緒になっておちゃらけている…

走る

7月は56km走った。1kmを5分半のペースで走る日があったと思えば、6分半かかる日もあり、ペースのばらつきが凄まじい。それも最初にスピードを出して、徐々に落ちてゆくというのではなく、5分半で走れる日はずっとそのペースで走ることが出来るし、スピードが…

気遣い

私の職場の紅一点、灰汁の強いおじさんしかいないところでよく頑張っている。いちいち愛想良く対応するものだから、大変可愛がられているというか、穿った見方をすればちやほやされているというか、おじさんの中に妙齢の女性が混ざると良く見られるあの状況…