叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

価値観


昨日書いた、無関係の人間を写すことの是非が関係しているわけではないのだが、少し前から人間を写していない写真を載せるためのInstagramアカウントの運用を始めた。

そこには空とか海とか花とか、それなりに美しいとは思いつつも自分の中ではあまり価値を感じられない写真たちを載せている。

面白いのは、そういうひと目見て美しいと思える写真を載せていいると、私が大好きな人間を写している写真よりも目に見えて反応が良いということだ。

いいねも人用のアカウントより多くつくし、フォロワーの伸びも明らかに違う。

その代わり、訳のわからないメッセージも頻繁に届くようになったので、一長一短ではあるのだが。

マァ、別にフォロワー稼ぎをしたくて新しくアカウントを作ったわけではないから、今まで通り人を撮ることに専念するつもりではあるのだが、世間的には空とか海とか花とかの方が受けが良いということを改めて見せつけられたような気がして少しだけ悲しい。

こういう小さな積み重ねが、私の孤独を深めてゆくひとつの原因になっている。