叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

出撃

この私が、如何に実家に帰って来たからといってのんびりしおられるはずもないね。初日の出は鹿児島ではない何処かで拝もうと思って、実に何年振りかの日豊本線に揺られて宮崎まで出て来た。確か去年は横浜でだらだらしていたし、その前の年は今回と同じで宮…

追跡

快眠、快眠である。寝入りもスムーズだったし、ほとんど9時間、全く目を覚ますことはなかった。これが実家の力だ。ぐっすり眠って体力的を恢復させたところで、何かしなければならないことがあるわけではないのだが、眠れたという事実が精神的な安らぎを与え…

大移動

朝までは愛知にいたのに今は鹿児島にいる。誠に不思議な話である。今日は朝6時に起きて洗濯機を回しつつ、バックパックひとつに何とか収まるように試行錯誤しつつ荷造りをして、8時のバスに乗って空港へ向かった。空港まではバスと電車を乗り継いで2時間弱、…

卍解

愈々、待ちに待った長期連休である。長かった、長かった。最終日だというのに遅れを取り戻すいうことできっちりと残業をさせていただいたのだが、そんなに卍解ばかりしていては霊圧が尽きてしまう。といって通じるのは一部の30代男性だけだろうな。そんなく…

日常

気張ってサァ写真を撮りにゆくぞというのではなくて、あくまでも日常の中で見つけた何かを写真に収めてゆく。しかし、それをスマートフォンでやるのはどうしても面白いと思えないので機材は自分の好きなものを揃える。そして、少しぐらいは写真について勉強…

ポジティブ

実を申せば、紅葉の京都はリバーサルフィルムでも撮影していた。リバーサルフィルムについては、ネガフィルムに比べると精彩な色が出せるというから、これで紅葉を撮ればさぞ素晴らしい写真になると思って大いに期待していたのだが、マァこんなものかという…

陰翳

京都で呻吟しながら消費したモノクロフィルムが現像から帰ってきた。もともと積極的に色に反応して撮るタイプの人間ではないものの、それが紅葉の季節ともなれば話は別で、紅葉に出会う機会は幾度となくあったのに、それを尽くスルーしなければならないとい…

乱調

やはり無計画な飲酒は良くない。昨日の夕食は近所の中国料理屋で食べて、その時にビールを一瓶飲んだのだが深夜になっても全く眠れなかった。ただ、今日も休みだったので眠れないからといって特に困ることはなく、現像から帰って来た写真を整理してブログに…

自重

2023年の夜勤が昨日で終わった。来週4日間だけ働けば、長期連休に突入してそのまま2023年も終わってしまう。今年を振り返るにはまだまだ早いけれど、もう殆どそういう気持ちになってしまっているのも事実である。そんなもう殆ど残りのない2023年を有意義に使…

couple

_____ これは鎌倉の七里ヶ浜海岸で撮った。先日書いた京都のcoupleとはまた違う、制服のネクタイとスカートの短さが都会的な印象を与えるふたりの一枚である。そして、京都のそれが非日常の光景だとすれば、これはどちらかというと日常の光景で、下校時…

couple

_____京都の祇園祭での写真。このふたりの関係が今後どのような経過を辿るのかは分からないけれど、天下の祇園祭で手を繋いでデートをしたという経験は何物にも代え難いものになるはずだ。残念乍らこういう青春は私にはなかったから、想像してみること…

誤解

多くの人は旅というものが無条件に愉快だと考えているようだが、私の場合はそうとばかりも言い切れないのだ。今回の旅についても、愉快な点が全く無かった訳ではないものの、トータルでみると何処か心にしこりが残るものになってしまった。しこりの最も大き…

余韻

旅の終わりというのは、毎度毎度語っていることではあるのだが実に淋しい。それは旅が愉快だったが故の反動なのだろうから悦ばしいことではある。ただ、ただ、辛いことには変わりない。このような気持ちになってしまうのなら、部屋でごろごろしていた方がマ…

退却

やはりホテルはいいね。物音が煩いこともないし、大きなベットを1人で占有して眠ることが出来るし、何より旅に出てきたという実感を深くしてくれる。それに、少なくとも寮のベットよりも数段良い寝具が使われているだろうから、妙な時間に起きることもなく7…

散歩

予定通り横浜に来た。どんぶらこどんぶらこと電車に揺られること5時間、もはや通い慣れたと言っても良い東海道線の旅。いつもと違うのは、中華街の方へ行きたかったから大船で降りて京浜東北線に乗り換え、石川町駅で降りたことぐらい。降り立ってからは相変…

装弾

ひたすらごろごろして英気を養った。明日からは横浜。横浜に行くというと何か特別なことをやりに行くのかと問われるのだが、私からすればただの散歩の延長だからどうにも返答に困ってしまう。今回も決めているのは宿と夕食を食べるところだけ。その他は全く…

短縮

月曜日、初っ端から遅刻をかますという大失態を犯してしまったけれど、それ以外は大過無く今週を終えることが出来た。明日からは愉しみにしていた3連休、フルに使って旅をしたいという思いはありつつも今回は日曜日から月曜日にかけて出掛けることにした。理…

ふたり

_____ 写真集企画第一弾。第二弾があるかは知らない。これは今年の夏に七里ヶ浜で撮った写真。ふたりの女性が直立しながら海を眺めていて、ちょうど足元の海水にその姿が写り込んでいたから反射的にシャッターを切った。正直なところ撮りたかったのはそ…

思い

a girl like you 君になりたい。作者:渋谷 直角マガジンハウスAmazon もう20年近くも前に発売されたこのポートレート写真集を以前BOOKOFFで手に入れた。古い写真集を買うことはあまりないのだけれど、長澤まさみや上戸彩、宮崎あおいといった有名どころの若…

しっぺ返し

いつかの日記に、ポートレートを撮るカメラマンとモデルの関係性は撮り撮られる以上のものであってはならないし、どちらかがそれを望んでしまった時、その関係は解消されるべきだと書いた。そして今まさに、私自身の発言に従ってポートレート撮影から離れよ…

寝坊

まさかこんなタイトルを日記につける日が来ようとは夢にも思わなかった。朝6時25分の始業、起きたのは6時。どう足掻いても間に合う時間ではない。アラームは当然セットしていたし、時間通りに鳴ってくれたとは思うのだが、全く気が付かなかった。既に有給休…

存外

昨日は夜更かしをしたおかげで、起きたのはもう散髪の予約に間に合うギリギリの時間だった。アラームをセットしなくてもしっかりと目を覚ますのはさすが私と言ったところだが、あまりにも過信しているといつか大事故を起こしそうだから今後は確りとアラーム…

人嫌い

へとへとだと書いた夜勤明けが元気であるはずはないのだけれど、エルマーの試写をしなければならないから頑張って外に出て来た。人が集まるところへ行けば何かしら撮るものがあるだろうということで、熱田神宮からスタートして名古屋の中心市街地まで散歩し…

疲労

どうにもこうにも、今週はへとへとである。身体は思うように動かないし、下瞼が痙攣するような症状まで表れてきた。そもそも月曜日の時点から既にへこたれていて、というもの疲れを取るべき土日に50,000歩程歩いた上に、漫画喫茶で眠るという大学生のような…

写真集

写真集を編むことになったら、という想定で写真を選出してゆこうと思う。恐らくそんな機会は訪れないのだけれど、もしその機会があれば是非とも載せたいと思うほどに気に入った写真たちということだ。これまで何千何万枚と撮ってきた写真たち、そのうちの何…

縛り

嗚呼、舌の根も乾かぬうちに、というかせめて生乾きぐらいではあってほしいところではあるが。今の愛機と心中する積もりであるという話しをしたばかりだというのに、何故か私の手元には新しいレンズがある。ライカのニッケルエルマー、シリアルナンバーなし…

継続

私は非常に飽きっぽい人間で、仕事も趣味も長続きした試しがないのだが、このはてなブログ上の日記だけは4年近く1日も休まず書き続けている。残念乍ら、毎日毎日その日にあった出来事を書いているわけではなく、特に期間工という仕事は実に単調で、平日につ…

軽装

私の旅装における最大のこだわりは、荷物をとにかく軽量コンパクトにまとめ上げるということである。具体的に言えば、容量6LのショルダーバックにII型とズマール、予備のフィルムを最大5本、スマートフォンと財布、AirPods、予備バッテリーか充電用のケーブ…

沈静化

実に愉快な旅だった。昨日は友人のお店で鶏肉の山椒唐辛子炒めと坦々麺を食べさせてもらって満足だったし、今日は京都市内をひたすらぶらぶらと散歩してストレスが霧散するような感覚を味わった。正直、写真を撮るという点については、慣れないリバーサルフ…

習性

工場と寮の往復だけしていると、季節の変化というのはせいぜい暑くなった寒くなったという程度でしか感じることが出来ない。しかし、今日は電車の車窓から、鮮やかな柑橘がたわわに実っているとか、山の木々が紅や黄に染まっているとか、そういう色彩的なも…