実を申せば、紅葉の京都はリバーサルフィルムでも撮影していた。
リバーサルフィルムについては、ネガフィルムに比べると精彩な色が出せるというから、これで紅葉を撮ればさぞ素晴らしい写真になると思って大いに期待していたのだが、マァこんなものかという印象。
露出の設定が難しいと刷り込まれていたから、いちいち露出計アプリで測って撮ったおかげで真っ白真っ黒というものはなかったものの、何となく眠たい写真が多くなっている。
晴れてはいたが雲の多い状況で色が出にくいということはあるだろうし、自分では合わせられたと思っている露出が実は外れている可能性もあるけれど、フィルムそのものの値段も高いし、さらに現像代もネガと比較して2倍以上することを考えると、今後積極的に使っていこうとは思えない仕上がりだった。
しかし、だ。
このリバーサルフィルムがあと2本ある。
一体どうしてくれようか。
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ベストショット。
逆光ながら露出も少しオーバー気味の良い感じに決まっているし、紅葉の赤も綺麗に出ている。
あとはズマールのゴーストか綺麗に出てくれたので。
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全く同じ状況で使ってみなければ分からないことではあるけれど、青の諧調はネガフィルムのそれよりも豊かであるような気がする。
ネガで撮るともう少し単調になるような。
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定番の京都タワー。
ネガと比べると、紫の要素が入っている。
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これは露出大失敗。
明るい部分の面積をもう少し広げていれば、黒い額縁に入れたような構図に出来たのに惜しいことをした。
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烏。
寒い日だったから、もこもこしてかわいい。
やっぱり紫が混じるね。