叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

抑止力


今日は1km7分の超スローペースで、朝ランというものをしてみた。

ゆっくり走れば大して疲れもしない。

その後、名古屋まで歩いてゆこうと思って家を出たが、性慾も食慾も、それを満たした後のことを思ってよくよく自制するが良いという菜根譚の一節が頭を過ぎって、結局近くの田圃を歩き回ることにした。

3日間剃らなかった醜い髭面が、人前に出ることに対する大きな抑止力になって呉れたのは確かだが、私自身が慾を抑えることに慣れて来た査証でもあると思う。

ただ、ほんの近所を歩くだけだったとしても、よく晴れた空の下散歩をするのは非常に心地良く、彼岸花や穂芒が良い被写体になって呉れるので愉快だった。

世間話をしたおばちゃんにウコンの花を貰ったり、自転車のおじちゃんに親しく話し掛けられたり、中々面白い散歩になった。

一輪挿しなど持たないから、いただいたウコンの花は田圃の用水路にそっと置いて来たことだけは、どうしても告白せねばならないけれど。

鋭気


朝5時過ぎには目を覚まして、ジョギングをする。

今週は体調不良で1日も走っていなかったから脚の調子が良く、どんどん進んで12kmも走った。

ペースも少しずつ上がってきていて、この距離を走っても今日は平均5分37秒。

ただ、10km走るとまだまだ脚が辛いから、何の問題も無くこの距離を走れるようになれば、フルマラソンはまだ無理でも、ハーフマラソンなら十分に射程圏内に入ってくると思う。

走った後は頭がすっきりして、京都へ行くとか名古屋に行くとか色々の考えがまた頭を巡ったけれど、すっぱりと諦めることにした。

行こうか行くまいか迷った時は行ったが良しというのが以前の私のモットーだったが、今は逆になっている。

其れに、有るか無しかの会食を夢想して、その為の倹約に励むというのは、それはそれで良いとは思う。

人間、全ての慾望を満たす事は出来ないわけで、辛抱が出来るようになったのか、ただ鋭気が失われてしまっただけなのか。

明日は歩くか。

出不精


家に篭りきりというのは相変わらず好かないが、旅に出ることは本当にしなくなった。

今日もぎりぎりまで、京都の伊根に行こうか、江ノ島へ行こうか迷って、体力やら天候やらを言い訳にして、行かぬという決断をした。

10月は昼勤終わりの土日が2回あるが、1回目は鈴鹿にF1見物に行くし、2回目はこの生産が少ない中で休日出勤を入れられているから予定が立てられない。

休日出勤が無くなれば、10月のJR乗り放題切符を買って出掛けようと思うが、ひと月先の話を今からしたところで何の意味もない。

このままずるずると守銭奴になりそうな気がして、質素倹約は美徳とするべきだけれど、人生を豊かにする為の休日に自重し過ぎるような人間は少しも面白味が無いだろう。

実は、節約を意識せざるを得ない理由が無いでもなく、職場のお節介おばさんが件の女子職員との食事会をセッティングしてくれようとしている。

マァ、どこまで本当かは分からないけれど。

明日の朝一で、京都へ出掛けているかもしれないし、名古屋まで40kmの道のりを歩く決断をしているかもしれないが、それは明日の私に決めて貰おう。

多忙


鼻で笑われるかもしれないが、暇なように見えてこれで存外忙しいのだ。

最近は残業が復活していて、仕事で12時間拘束されているから、日記を書くことにそれなりの負担を感じるようになっているし、本当はその後に読書をしたり、ジョギングしたりしたいのだが、両方ともやる時間はとても取らないから、これがフラストレーションになる。

平日に溜めたフラストレーションを解消する為に、休みの日は読書をせねばならない、ジョギングをせねばならない、写真を撮らねばならない、機会が許せば旅にも出なければない、体の為には睡眠もしっかり取らなければならないと、あれこれ非常に忙しく、最近は暇を感じることがない。

問題は、これが尽くひとり遊びという点であって、自分の好きなことばかりやれているのは非常に倖せなことなのだが、人様から見ると暇をしていると見えるようだ。

私は私で愉快にやっているのだから、人の愉しみにまでいちいち容喙してこないで欲しいとは思いつつ、次の誘いをどうやって躱そうか、今から考えている。

アレルギー


気温が下がって、早速アレルギーが出てきた。

鼻水が止まらないし、くしゃみも止まらない。

涙も出てくる。

マスクをしているのを良い事に、こよりを鼻の穴に突っ込んで仕事をしている。

昨日は鼻炎薬を飲んで眠ったおかげでぐっすり眠れはしたけれど、朝起きてみると兎に角体が怠い。

薬の弊害で、腹の底に鉛でも詰め込まれているような気がするし、口が異様に渇く。

自分の調子が悪い時に設備の調子まで悪くなると、本当に蹴り飛ばしたくなるし、いちいち意味の無い戯れ合いを強要されると苛々が止まらなくなる。

こんな時ぐらいそっとしておいて貰いたいのだが、この苛つきに耐えることもまた仕事だと思うしかない。

立ち仕事というのはこんな時に辛いと思いつつ、座り仕事だと眠ってしまいそうな気もするから、どっちもどっちだろうか。

薬で騙し騙しやっていれば、1週間ぐらいで良くなるとは思うけれど、それまでの期間が非常に辛いのだ。

当分は辛い辛いと言いながら、ふらふらへろへろすることになりそうである。

新味


美味さんである。


前々回は去年の10月、前回は今年の1月。

初めてお会いした時から、どんどんシャープになってゆかれるような気がしている。

颱風に翻弄されるかと思った日曜日、風はそれなりに強かったけれど、雨は少しも降らなかった。

雨風が酷ければ、商店街のアーケードと近くの神社で撮ろうと思っていたので、申し訳程度に一枚だけ撮った。

これはこれで、良いと思う。


あとはどんどん道を歩く。

陰影、高低差、色彩、何でもよろしいから、変化のあるところを兎に角打ってゆく。











草原でも撮った。

開放感と、美味さんと表現力と。








アップが魅力的なのも、美味さんの強み。






今回はあまりフィルムを意識せずにレタッチした。

褪色させたり、ざらつかせたりするばかりが表現でもあるまいから。

私なりの、新味である。

無知


同僚から、九州でお勧めの観光スポットを教えてくれと頼まれた。

著名なところをいくつか挙げることは容易だが、そんなものはインターネットで調べれば分かることで、私が求められたのはある程度の具体性を持った旅程の提示であると勝手に解釈して、色々と考えてみた。

ただ、九州7県の内、鹿児島、宮崎、熊本以外の観光地についてはあまり行ったことがないので、具体的なイメージが殆ど湧いて来ない。

福岡なら博多の街ブラ、太宰府天満宮門司港レトロ、長崎なら中華街、グラバー園、大分なら別府、湯布院の温泉地ぐらいは思い付くが、それらをプランとして組み合わせて提示出来るほど詳しくない。

そこで、ある程度は具体的にイメージが出来る鹿児島、宮崎、熊本におけるプランについて考えてみた。


鹿児島
 1日目…桜島仙巌園、黒豚、白熊
 2日目…霧島神宮、高千穂牧場、ソフトクリーム

宮崎
 1日目…青島、綾の吊り橋、地鶏の炭火焼き
 2日目…サンメッセ日南、鵜戸神宮、辛麺

熊本
 1日目…鍋ヶ滝、黒川温泉
 2日目…白水村、阿蘇大観峰、牧場グルメ


これならば、無理をせずに有名な観光スポットを回りながら、適度にグルメを楽しむことも出来る。

思えば、九州圏内で宿泊を伴う旅行はあまりしたことがないから、自分でもやってみたくなってしまった。

余りにも無計画な旅ばかりしているから、誰かといちいち計画を練って、旅の栞なんか作ってやるような旅を、偶にはやってみたい、ね。