叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

試写

長期連休初日、京都に来た。ズマリットと、オーバーホールから帰って来たDⅡの試写を兼ねている。試写をするからには結果をすぐに知りたい訳で、その為には即日現像をしてくれるビックカメラがある都市へ行く必要がある。近場では名古屋か京都かというところ…

ズマリット

レンズがやってきた。ズマリットの50mm。L39マウントの後期型である。エルマーの慎ましやかな外見と比べると、なんと大きく、そして重たいこと。DⅡに装着すると、明らかなフロントヘビー。外見上のバランスも、正直宜しくない。ブラックペイントのDⅡには、ニ…

ブランディング

大学生の頃は、結構本格的に武士になろうとしていた。孔孟の思想に触れる事は当然、陽明学や禅の本も読んだし、薬丸自顕流、詩吟、輪読会、妙円寺参り等々、昔ながらの行事にもどんどん参加した。今思えば妙な大学生だが、ここまで徹底していた人はあまり居…

苦肉の策

生産は少ないくせに残業はしろとという妙な指示が出て、ついに床のワックス掛けなどをし出した。他の部署は他所に人をやって残業を増やしているのだが、此方は人数は変わらずだからこんなことになる。ワックス掛けなんぞしてもお茶を濁せるのはたったの一日…

隣国

ロシアとウクライナの戦争がまだまだ続いている。一方的に蹂躙されるかと思われていたウクライナが善戦していて、ロシアも攻めあぐねている。やはり核兵器でも使わない限り、一気呵成に勝敗を決めるというわけにはゆかぬらしい。遠い世界で行われているよう…

暇潰し

マッチングアプリというものを、ひと月限定でやってみている。何人かとマッチングしてメッセージのやり取りをしているけれど、もの凄くつまらない。特段興味の無い相手に対して、心にも無いことを聞いてみたり、大仰に褒めそやしてみたり、中途半端な心遣い…

柔肌

昨日は外で酒を飲んだ。柔肌に、金を払わねば触れられぬ人種がいる。私もそのひとりであって、そのような欲望が湧き上がってきた時、どうしようもなく男であることを自覚する。日常にそのような機会を持ち得ない私は、尚更にその欲望が強い。しかし、昨今の…

友人

ゴールデンウィークは青春18切符が使えない上に、どこも天気が悪いようなので、予定を考えることすらしていなかったが、友人から名古屋に来るとの連絡があって、俄然愉快になってきた。名古屋あたりで観光と言われても何も思いつかないけれど、手羽先を食べ…

漂泊

人はそのサガのように生き、そのサガのように死ぬという。定職にも付かず、家庭すら持たず、私はそのようにふらふらしながら生き、そしてそのように死ぬのだろう。何処かのタイミングで私はそのような人生に憧れて、少しずつそのような生き方を選択するよう…

スナップ的な

時系列も天候も時間帯もてんでバラバラの写真たちを、何となく載せておく。統一感はないけれど、自分で良いと思えるものをピックアップした。強いて共通点を挙げれば、エルマーで撮ったということだけ。昨日トイカメラで撮った写真を見て、改めてエルマーの…

チープ

今日は有給休暇だった。天気が良かったから、ふらふらふらふら散歩して、この前買ったKodakのトイカメラで撮って、現像までしてきた。DⅡが帰ってくるまでの経過措置として買ったM38だが、とてもサブ機にはならない。【国内正規品】 コダック フィルムカメラ …

やりたいこと

7月で期間工生活が一区切りとなる。おそらく次も期間工をやるだろうけれど、ひと月かふた月ぐらいは休もうと思っていて、その間にやりたいことを考えてみた。 九州を1週間ぐらいかけてドライブする。 阿蘇へ行って湧水を見る、焼肉を食べる。 田原坂へ行く。…

目的

明確な目的も無くカメラを買って、結局持て余している人が一定数いるらしい。その辺りは個人の自由だからどうでもいいのだが、釣竿を買って持て余す人は殆どいないであろうことを鑑みると、カメラというのは何とも珍妙な存在である。かくいう私も、具体的な…

ひとり焼肉

昼間、テレビを眺めていたら、焼肉の特集をやっていた。普段は焼肉を食べたいとは思わないが、今日はどうにも食べたくなってしまって、夕飯は近所の焼肉屋で食べることにした。 昔からすると神経が図太くなっていて、ひとり焼肉も躊躇なくやれるけれど、多少…

風の強い日

外に出ようか、家にいようか、ずっと迷っていて、風が強いことを理由にして籠っていた。多少、頭も痛かったことだし。ゴールデンウィークを控えているから、散財を控える意味でも。アレコレと理由を探す時点で、外に出ることはやめた方がよろしい。已むに已…

脱線

誰彼が結婚しただの、誰某に子どもが産まれただの、そういうのを聞いて焦ることが出来る人は、まだまだ倖せだ。私には最早、そのような情報すら入って来ない。独りでいることが当たり前で、家族以外の誰かと一緒にいる自分というものは、想像することさえ出…

亭主関白

私は、亭主関白の気質があるらしい。まだ亭主になったことはないのだが、何回も言われるあたりそう思われる節があるのだろう。確かに我が儘だし、拘りも強いし、意固地になることも多いし、こっそり舌を出して人の言うことを聞かないことも多い。余計な諍い…

サブ

さて、急に生まれた3連休。金沢へ行こうか、氷見に行こうか、松本へ行こうか、このあたりで思案中。青春18切符はもうないから、高速バスで移動して、その場から余り動かずに滞在することになる。ただ、出掛けるかは今のところ五分五分。何となく気が進まない…

体内時計

あまりにも生産が少なくて、勤務帯が変わってしまった。 夜勤とはいえ、少し夜更かしをしたぐらいの時間帯に帰ることになる。で、深夜勤務の時間が減るので給料が下がる。勤務帯を変えても勤務する時間が減るわけではないから、変えなくても良い気がする。残…

京都の桜

夜勤明けの頭が約束の時間を間違えていて、言われるまで全く気付かなかった。相手が遅刻していると勘違いして、大丈夫ですか、なんて殊勝なフリをしたメッセージを送っているのだから、全く世話ない。京都は出町柳駅で待ち合わせて、とりあえず鴨川のほうへ…

カメラとわたくし

DⅡをオーバーホールに出した。シャッター関係をもう一度見てもらう。あれから幾つかのDⅡを物色したが、外観美品は少ないし、酷いものは底蓋が弛んでパカパカしているし、今持っているものがやはり良いのだ。DⅡの進化版のⅢfも使ってみたけれど、端的に言えば…

城山

スウェーデンのロックバンドが、西南戦争の歌を作っている。Shiroyamaサバトンメタル¥255provided courtesy of iTunes あの戦争の目的というのは、鹿児島人である私にでさえ、容易には理解し難い。ただ、気分としては大いに理解出来るのだ。廃刀令やら秩禄処…

ひと事

全てはひと事である。マァ、可哀想に、マァ、大変ですね、と。私とて、それでやってきて、やられてきて、誰を恨む事もない。もう疲れてしまった。

休息

何もない、何もない休日。多少不快なことでもあれば、それはそれで意味があるとも言えるだろうが、何も無いのだ。昼過ぎまで眠り、マァ、酒ぐらいは飲んだ。それぐらい。明日仕事へ行って、また2日休みがある。関東行きは諦めたから、まだ桜が咲いているとい…

夜、時々寒気がすることがある。スワ、と思って熱を測ると平熱よりは多少高い。コロナのこともあるからいちいち不安になるのだが、直ぐに良くなる。もしかすると、これも後遺症のひとつなのかもしれない。あまり人に言えるようなものでもないし、何とも辛い…

疲労

写真を撮ることに対して、というより機材が定まらぬということに対してである。何かひとつ、気に入ったものを使い続けたい、使い倒したいというのが切なる願いなのだが、まだそういうものに巡り合わない。レンズは、ニッケルエルマーが非常に気に入ったが、…

何とも言えない、暇な日々。これがずっと続くのかと思うと、途轍も無く不安である。17時過ぎに帰ってきても、どこへ行くアテもなければ、何をすることもない。何か愉快な事はないだろうか。日記も400字は書こうと思うのだが、もう駄目だ。今日も半端に疲れて…

桜雨

天気が悪い日は色があまり出ないから、フィルムで撮ることを躊躇してしまう。だが、それが本当といえば本当で、曇りの日に撮った写真を晴れているように加工してしまえば、それは嘘をついていることになる。そんなわけで、天気が悪かったけれど近所を散歩し…

元気

京都行。夜勤明け、弾丸、日帰り。私はまだまだ元気である。青春18切符を使ったから、実質無料のようなものだ。相変わらず三岐鉄道には奉仕しなければならなかったのだけれど。うろうろ、うろうろしながらポートレートを撮った。天気が良かったのが、何より…

忘却

貴様何歳だと問われて、最近は30だと答えていた。昨日は生年を問われて、1990年だと答えると奇妙な顔をされた。私は自分の年齢を忘れていた。私はもう、31歳なのだ。30歳になったことが印象的で、ずっとその時の記憶を引き摺っていたらしい。もともと年齢に…