叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

ひとり焼肉


昼間、テレビを眺めていたら、焼肉の特集をやっていた。

普段は焼肉を食べたいとは思わないが、今日はどうにも食べたくなってしまって、夕飯は近所の焼肉屋で食べることにした。


昔からすると神経が図太くなっていて、ひとり焼肉も躊躇なくやれるけれど、多少気を遣ってお客さんの少ない開店一番に行った。

ひとりの妙味を発揮して、好きな肉を好きなだけと言いたいところだが、前ほどは食べられなくなっている。

肉はカルビとタンと豚トロを一皿ずつでいっぱい、これに白ご飯、テールスープを食べるともうこれ以上は食べられない。

隣のテーブルで、家族連れが次々と注文をするのを聞いていると、多少羨ましくなった。

ビール一杯で心地よく酔った頭で帰りながら、ゴールデンウィークは気兼ねなく酔える地方都市へ行こうかと考えた。

夜が更けても人間が多い大都市は、うっかり鼻歌を歌うことも出来ないから。

その点地方都市は、22時を周ればそうそう人はいない。

こういう時、一番に思い浮かぶのは尾道なのだが、高松も案外良かった。

あとは高知とか静岡とか、金沢とか。

平塚のあたりも、夜は大して人はいない。

マ、また天気の良いところに行くことになるだろう。