叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

目的


明確な目的も無くカメラを買って、結局持て余している人が一定数いるらしい。

その辺りは個人の自由だからどうでもいいのだが、釣竿を買って持て余す人は殆どいないであろうことを鑑みると、カメラというのは何とも珍妙な存在である。

かくいう私も、具体的な被写体を追い求めている訳ではないが、漠然とした何かを撮りたいという欲求はある。

その何かを撮るための機材を揃えたし、不要なものは切り捨ててきた。

写真家的な人たちが、何が撮りたいのか分からない人に向けて一生懸命アドバイスをしているのをみるが、禅問答をしているようで、まともなコミュニケーションになっていない気もする。

カメラという趣味に対しては、いろんな人の話を聞けば聞くほど妙な気持ちになる。

これで大丈夫なのだろうか。