叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

最終日


連休ハオワツタ。

実は昨日あたりから、これまで感じたことのないような凄まじい淋しさに襲われている。

なぜこんなにも淋しさを感じる人間になってしまったのか自分でも分からないのだが、淋しいものは淋しいのだ。

おそらく、鹿児島で友人家族に会ったことと、確実に老いてゆく親を見てしまったことが原因だろう。

我が子はもちろんのこと、共に生きてゆく人すらいないこの私が、この身ひとつを存えさせたところで一体どれほどの愉しみがこの先待ち受けているというのか、このままただ老いて何もかもが不如意になってゆく人生に一体どのような意義を見出せというのか、そんなことを考えていると堪らなく淋しくなる。

淋しさを紛らわせようと思って手近な海に訪れてはみたものの、このしつこく絡みついてくる淋しさを振り払うことはできなかった。

かくなる上は、酒をひたすら飲み続けるか、どこか遠いところに行ってしまうしかないのだが、残念なことにゴールデンウィークはもう終わってしまうのだ。

いつも旅の後に襲ってくる淋しさとは違う、如何ともしがたいこの淋しさに一体いつまで耐えれば良いのか、今はもう何もしたくない。

こんな思考に支配されてしまうぐらいなら、いっそ仕事をしていた方がまだマシだとすら思う。