叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

所感


32歳になった。

折角の誕生日だったけれど、昨日来の鼻炎が治らず1日中臥せていなければならないという、大変に淋しい誕生日になってしまった。

祝いのメッセージを呉れるのも親ぐらいなもので、これも淋しさに拍車を掛ける。

連絡が来ぬのは、マァ、私の不義理が招いたことだから仕方がないけれど、せめて体調ぐらいは万全であって欲しかった。

これでは、自分の機嫌を取ることも出来ない。

本当は誕生日なんぞ少しも意識せず、真にいつも通りの生活をしたかったのだが、まだまだ私は修行が足りないらしい。

そもそも、32歳になったからといって、何かが急に出来るようになるわけでもないし、急に何かが衰えてしまうというわけでもない。

定職にも付かず、将来の展望もなく、家庭すら持たない32歳への社会の目というのは、実は厳しいものがあるのかもしれないが、マァ、ひとり身でいる以上は特に問題は無いのだ。

というわけで、恐らくこのままずるずる死んでゆくであろう私が、多少年齢を意識せざるを得ない一日が、何の変哲もなく終わってしまった。

体調が悪い時は、物事を考えるべきではない。