叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

夕食


昨日眠る前から頭が痛かった。

頭痛薬を飲んで眠れば良かったのに、それを怠ったせいでなんとも気分の悪い目覚めになってしまった。

珍しく朝風呂に入って、髭も剃って、明らかにどこかへ出掛ける準備をして、涼しい部屋で読書をしていたが、昼過ぎには歩き出した。

行く当てがある訳では無く、ただ何処かで夕食が食べられれば良いと思って、街の方まで歩いてゆく。

10kmほど歩いて、いい加減疲れてきたところで、肉のよいちという焼肉店を見つけたのでそこに入った。

お釜で炊くご飯が名物だという割には、ロボットが料理を運んでくるとても現代的な焼肉店だった。

ロボットは、頭を撫でると帰ってゆく仕様。

牛のロースからカルビ、豚のトロ、ヤゲン軟骨まで一通り食べたが、それぞれがしっかりと美味しく、久し振りに肉の味を愉しむことが出来た。

サイドメニューのナムルとチゲスープも塩気の効いた味で、実に私好みの味だった。

お腹いっぱいより少し食べ過ぎて6,000円と少しだったが、おそらく一品が2人前ぐらいありそうだったから、2人以上で行けば1人あたりの料金はもう少し安くなるだろう。

10kmを歩いて行ったことも含めて、ひとりでいることは途轍もなく不効率だったり、不経済だったりする。