叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

京都の春

去年の今頃は、また京都で桜を見ることになるとは思ってもみなかったのだけれど。私がそのように望んだのか、それとも神様がそのように仕組んだのか。おそらく、その、どっちもだろうな。あと3日ほど早ければ、おそらくもっと花びらが残っていただろうとは思…

ふるさと

2週間ほど前のことだからまだ記憶は鮮明で、ふるさとの春は鮮やかな色彩に彩られていたことを、確かに私は覚えている。そんな鮮やかな記憶たちも、いつかはこのフィルム写真のように淡く褪せてしまうことを、写真が暗示してくれているようにも思える。私はま…

彼岸花

日が短くなっていることは感じていたけれど、まだまだ夏を引き摺っていて、彼岸花を見つけた時には思わず叫んでしまった。そういえば、もう9月も中旬なのだった。 全く長閑な、代わり映えのしない景色の中に、夕暮れと季節が色を添えてくれる。 足を進めてい…

京都の桜

夜勤明けの頭が約束の時間を間違えていて、言われるまで全く気付かなかった。相手が遅刻していると勘違いして、大丈夫ですか、なんて殊勝なフリをしたメッセージを送っているのだから、全く世話ない。京都は出町柳駅で待ち合わせて、とりあえず鴨川のほうへ…

桜雨

天気が悪い日は色があまり出ないから、フィルムで撮ることを躊躇してしまう。だが、それが本当といえば本当で、曇りの日に撮った写真を晴れているように加工してしまえば、それは嘘をついていることになる。そんなわけで、天気が悪かったけれど近所を散歩し…

押っ取り刀

最近よく宣伝をやっている、桜のような僕の恋人という映画、カメラマン志望の主人公がフィルムカメラを使っている。これを機にフィルムカメラブームがまた来ないかしら。スマートフォンのような手軽さや、一眼カメラのような高機能はないけれど、恋人や家族…

はしり

この前まで桜を撮るとか何とか言っていて、それが藤になって、薔薇になってとやっていたら、もう紫陽花です。 季節が早いです、圧倒的に。 去年見つけた紫陽花を今年も見に行って、来年はこれが最後だと思いながら眺めることになるわけですから、季節の変遷…

恋に酔う

今日は晴れていたので、藤の花見物にぶらりと歩いて来ました。 本当は京都に行きたかったですけれど、名古屋の名城公園で我慢しました。 名古屋駅から円頓寺商店街を抜けてぶらぶら。 大須ほど混んでいませんし、愉快な壁画アートもあったので、ここでポート…

葵桜

明日ありと 思う心の 仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは ということで、愛知県は岡崎市の葵桜を見に行って参りました。 日本人より外国人の方が多いのではないのか思うほどに外国語が飛び交っていて、儚く散ってゆくものに美しさを感じることは、既に日本人の…

ミモザ

今日は有給休暇でございました。 天気も良かったので、ミモザを撮りにゆきました。 数年前まで、ミモザなんて聞いたこともありませんでしたけれど、ポートレート界隈で急に持て囃されるようになっています。 今日もモデルさん撮影の人から親子連れまで、みん…

梅の便り

さて、本日の京都、午前中だけ晴れておりました。 梅を見に、京都の人もあまり行くことがないという城南宮へ。 枝垂れ梅と、落椿が有名らしいです。 9時の開園でしたが、30分前から大行列でした。 それにしても、カメラを持った人の多いこと。 私もその一人…

梅さがし

明日はポートレートを撮りにゆくので、今日は散髪をしました。 撮る側が髪の毛を切ったからといって写真には写りませんけれど、妙齢の女性と外を歩くのですから、清潔感は大切にしなければなりません。 で、散歩ついでに梅さがしをしました。 有名な公園とか…

輪廻

梅が咲いた咲いたと人間は喜びますが、その一方で、枯れてゆく花もあり、首をちょんぎられて飾られる花もあるわけです。 私としては、喜ばしいことに遭遇したら素直に喜べば良いと思っています。 そして、今回それに遭遇しなかった人々は、また次の機会を待…

楽天主義

青島は見事な晴天です。 ひいひい言いながらやって来た昨日のことはすっかり忘れてしまって、初日の出に青島を選択した私の判断を誇らしく思っています。 私は楽観主義者ではありませんが、底抜けの楽天主義者なのです。 そして、青島に来たら必ず訪れる場所…

ブランディング

ブランディングと云うと格好が良過ぎますから、自己暗示と言い換えても良いのかもしれません。 私はこうでありますよと云うことを、積極的に周りに公言して、意識してそれに合わせた行動をすることで、ますます、私の存在明確にを周りに刷り込むことが出来ま…

帰郷

見出しつけて書くのも面倒だなぁと、ものぐさな私をお許しください。 台風一過、気候も何とか持ち直しました。 今回の旅で唯一家族と会う機会を、宮崎は小林市にある生駒高原で作りました。 ここならば、まぁ、三密にもなるまいということで。 家族に会うに…

矢勝川の彼岸花

彼岸花を見にゆこう昨日は代出でした。 残業もなく、18時前には寮でビールを飲めるという倖せ。 明日の休みは何をして過ごそうかと、酔った頭でぐるぐると考えていたところ、ふと、彼岸花のことが頭に浮かびました。 散歩道の、健気な彼岸花も良いけれど、せ…

向日葵は萎れていた

6連勤に疲れてというわけではないだろうが、起床してすぐは頭が痛かった。 天気にしても、晴れるのか曇るのか、ちっともはっきりしないので、昼過ぎまでは寮でだらだらしていた。 だが、外の景色を見ていると、雨が降りそうな雰囲気ではない。 鳥羽へ海を見…

やっぱり振休だってよ

朝令暮改とはこのこと今日はお休みだが、やはり処理は振替休日になるということを昨日言い渡された。 爽やかなほどの朝令暮改。 コロナウイルスの影響で、生産が減ることは仕方がないし、その影響で急な休みが入ることも仕方がない。 しかし、休みの処理なん…

京都、天龍寺の紫陽花

またしても紫陽花を撮る 今年はもう紫陽花お腹いっぱいと思っていたのだが、ふと立ち寄った京都の天龍寺、紫陽花が見頃ということで、ふらふらと、またたくさん撮った。 天龍寺の紫陽花は、白っぽいもの、色の淡いものが多く、花の大きさも小ぶり。 可憐でつ…

あじさいだより

紫陽花の写真を載せるだけちょっと旅をしていて、至るところに紫陽花が咲いていたのでどんどん撮った。 曇り空で、紫陽花の色を目立たせるにはちょうど良い状況だった。 日記の方にも載せたけれど、せっかくなので紫陽花だけをまとめてみる。 ちなみに使用し…

松本へゆく

旅のもちものお前はまた出かけているのかと怒られそうだけれど、経済復活の魁となるのだ、私は、と思ったり。 もう少しすると梅雨に入って出かけ辛くなるし、梅雨が明けると暑くなって荷物が増えるし、今が鞄ひとつで出掛けられる最後の時期なのだ。 大して…