久しぶりで、京都で遭遇した同僚と顔を合わせた。
本来ならばこの場での接点しかないはずだったのに、ひょんなことから京都で会って、観光までした。
距離感がおかしくなりそうだが、ここはぐっと堪えて今まで通りに接する必要がある。
妙な親しみを見せてしまえば、別に京都で会ったことはバレなくても、今後どの様な災厄を招いてしまうか分からない。
立つ鳥跡を濁さず、である。
距離感といえば、徒歩での移動距離の感覚もおかしくなってしまっな。
これまでは10kmも歩けば物凄く遠くまで歩いたと感じていたが、今は物足りない。
1日30kmは問題なく歩くことが出来ると分かってしまった以上、今後はそれを基準にしてモノを考えてしまうのだろう。
この物差しを基準にして、ここへ行くには何日掛かる、あそこへ行くには何日掛かるということが、今後計算出来るようになったわけで、これはひとつの新しい能力でもあると思う。
何かに挑戦したいとか、新しい世界を見てみたいとか思う人は、取り敢えず歩いてみると良いと思う。
別に大金は要らないし、時間は多少掛かるけれど、3日もあれば大概遠くへ行ける。
3日も歩けば、初日や2日目の苦労は忘れてしまって、自分が移動して来た距離に驚くことだろう。
そして、文明の利器に頼ることなく、自分の力だけで長距離を移動出来たという自信を持つことも出来る。
長距離歩行は、刺激や愉しみの少ない日常を変える為の、大変有効な手段だと思うが如何。