叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

どこまで


京都への旅の、日程を考えている。

総距離110余kmを3日以内に踏破することを考えていて、4日以上かかった場合は、何かに敗北した気分になるだろう。

取り敢えず初日は近鉄富田の駅まで三岐線を使って行き、そこをスタート地点に関宿まで歩く。

距離にして30km程度、更に殆ど舗装された道だから特に問題はないだろう。

そして、荷物を背負うことによってどれほど歩行速度が落ちるかの検証にもなる。

問題は2日目で、鈴鹿峠を含む山越えをしなければならないので、歩ける距離が読めない。

鈴鹿峠を越えれば、水口、湖南、草津とある程度大きな町があり、2日目はいずれかの町で宿を取ることになるが、どこで止まるか、どこまで進むかが悩みどころなのである。

水口で止まってしまうと3日目に京都まで50km歩かなければならないが、草津まで進出すれば3日目は20kmと少し歩くだけで良い。

要は70kmの配分を如何にするかということで、湖南で止まるのが無難ではあるのだが、それはそれで面白くない気もする。

大体1日30kmを目安に歩くのが良いとされる通説に対して、それを超えて大いに歩いてやろうという反抗心のようなものが湧いてきているのだ。

1日50kmを歩いてなお余力があるとすれば、私は江戸時代の旅人より体力があるということにもなる。

どうにも面倒な気性がここでも頭を擡げてきている。