叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

突入

夏季休暇が始まった。

去年はコロナに罹っていたから、休暇もへったくれもなかった。

今年はこのタイミングで同僚が罹った。

発熱を分かっていながら出社してきて、非難轟々だったらしい。

コロナに罹ることは今どき仕方ないとしても、熱を出している身で、体温計をヒラヒラさせながら会社に出て来たことは大いに批判されても仕方あるまい。

隠していた発熱がバレたというならまだ理解出来るが、実際に会社に来て体温計を見せなければ発熱を信じてもらえないから出て来たという彼の思考回路は、私には理解出来なかった。

彼は日頃の素行が余りよろしくないことで有名で、それを周囲も好ましく思っていないのだが、恐らくは彼自身もそのことは理解しているのだ。

だからこそ、発熱が嘘ではないことを証明する為にそのような行動を取ったのだろうが、それがますます信用を失うことに繋がると分からなかったのだろうか。

コロナにまつわる人間のあまり面白くないエピソードはいろいろ見聞きするけれど、私の周りで実際に起こるとは思わなかった。

尽くを、反面教師にしてゆくしかない。