叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

青島のこと


今日はすることがなかった。

天気が良かったから京都にでも行きたかったけれど、一応コロナウイルスに気兼ねした。

いまコロナに罹ると帰省での感染を疑われて、書いてもいない行動記録表を会社に提出しなければならないから、とても面倒なのだ。

あれ、書く意味があるのかと、今更ながら思案する。

会社ごときが、いち社員の行動履歴を把握して何の意味があるのだろうか。

私がコロナに罹ったときは、保健所や病院でさえ、行動の履歴を事細かに聞いてくることはなかったし、接触者について調査をされることもなかった。

単に、不要不急の外出をさせぬための抑止力として書かせているのだとしたら、それこそ意味のないことだ。

こんな紙に、本当のことを書く人間がいるはずがない。

前置きが長くなったけれど、少し心に引っかかっていた帰省のときに撮った写真を並べる。

初詣として、宮崎の青島へ行った。

これで3年連続である。

檳榔樹や椰子に覆われた、小ぢんまりとした島。


本土と島を繋ぐ砂浜が参道になっている。


その参道の南側には、鬼の洗濯岩と呼ばれる岩礁帯が広がっている。


神社の境内は、南国の雰囲気が漂う。

三ヶ日ということで、人出は多かった。


振り返れば、すぐそこに太平洋が広がっている。


コロナ禍はこんな田舎の神社にも影響を与えているけれど、一体いつになったら、日常が戻ってくるかな。


帰りにぜんざいを食べて、少しばかりの正月気分を味わった。


ここをよく訪っていたときには、大した感慨も湧かなかったけれど、少し離れてみるとまた違う目で世界を見ることが出来るようだ。

そういう意味で、期間工という身分は悪くない。