叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

uncontrollable



リベニカさんは名古屋のモデルなので、いつもは名古屋近辺で撮らせていただいている。

たまたま、京都に来ているというtweetを拝見して、ちょうど私も京都に行く予定があったものだから、撮影の依頼をした。

朝、三条駅に集合して、とりあえず朝ご飯を食べる。

適当に探して入った、サガンというお店。

自家製のパンが美味しいようだけど、食べたのは純和食の朝食。

最後に食べた日を思い出すことが難しいほど、久しぶりに食べた卵焼きはふっくらと甘く、出汁のきいた味噌汁は山椒の香りが華やかだった。


腹拵えをして、清水寺の方へ歩いてゆく。


人出が多いのでマスクは外せないけれど、こんな光景ですらあと何年かすれば懐かしく思い出されるのだろうか。


こんな状況では、背景にこだわったり、表情やポーズにこだわって何度も撮り直しをしたりすることは、少なくとも私の心臓では出来ない。

それでも、人が途切れた間隙を縫って、一枚一枚撮ってゆく。

ちょっとお買い物をしたり。


観光の真似事をしたり。


パパラッチごっこをしたり。


ここまで来ると、もはやただの観光だった。


そして、坂を登りきったあとは、だーっと下って鴨川沿いを歩いた。

人混みから解放されて、自由になる。


走るし。


撮るし。


なにかご不満でも。


リベさんを撮ると、どこか巫山戯ているような、遊んでいるようなそんな写真が多くなるけれど、それが私の好きな写真


最後は四条大橋を渡ってお別れ。


次はどこへ行こうか。