叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

情報過多


昨日も歩き過ぎた。

すたすたすたすた。

ホテルにチェックインしたのが16時ごろで、当然まだ明るいから時間潰しにグラバー園まで歩いた。

それでもまだまだ明るいのでメイン会場になっている湊公園を一度下見して、眼鏡橋の方に歩いて行ったがまだ陽が落ちきらない。

仕方無く、時間潰しと腹拵えついでに蕎麦を食べた。

ようやく陽が落ちたところを見計らって、眼鏡橋周辺から撮り進めて、中華街、湊公園までくまなく撮ってゆく。

昨日も書いたけれど、撮影結果を見ることが出来ないから撮れ高が把握出来ず、従ってもうこれで満足と云うこともなく、引き際を見失いそうになる。

ある程度のところで引き上げるしかない。

夜は長崎にもあった大庄水産で食べた。

ハズレがないから、安心して食べられる。

今日はソールライターの写真展を観に福岡市美術館まで来た。

物凄い量の展示で、脳味噌に収まりきらない。

リフレクション、写真の殆どを影や遮蔽物で占拠してしまう技法、盗撮の如くに物陰や建造物の隙間から撮る視点、高低差、傘、とにかく目を引く色使い、それらの要素の中から幾つかを組み合わせて構図の中に落とし込む技術。

私にだって撮りたいものがある訳で、それ故にカメラを手離さずにいるのだから、全てを彼のように撮る必要はないけれど、彼の撮り方を少しだけ頭の片隅に入れておけば、少しぐらいマシな写真が撮れるかもしれない。

ただ、ただでさえ見難いleicaⅡのファインダーでそれをやるのは実に困難だったりもする。

嗚呼、疲れた。