叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

反論


_____


また貴様は女の尻ばかり追いかけているのかと、この写真を見た人から批判は甘んじて受けよう。

ただ、ミニスカートからすらりと伸びる美脚に目を奪われるばかりで、この写真の美しさとか面白さとかいうことについて一顧だにしない人がいるとすれば、私はその人と友達になることは出来ない。

確かに、この写真においてはミニスカートの女性がメインの被写体ではあるけれど、ただ美脚が撮れたというだけで満足するほど私は浅薄ではないつもりだ。

例えば女性から伸びている影の美しさや、持ち上げた右足の角度、左手に持ったチューハイの缶など、この写真の中で私が気に入っている点は美脚の他にもたくさんある。

私自身が男だからなのか、写真を撮る時はどうしても男性よりも女性にフォーカスしてしまうのは事実だが、それだけで良い写真が撮れるはずもなく、貴重なシャッターを切るまでには色々なことを考え、なるべく良い形で写真に取り込めるように工夫しているのだ。

この写真について何か言われた訳ではないものの、そのように捉えられてもおかしくはない撮り方をしたことも事実だから、予防線を張る意味も含めて語ってみた。

杞憂に終わればそれに越したことはない。