叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

夏の写真


あまりに出来栄えを意識しているとなかなかシャッターが切れないから、あまり気にせずばりばりやった結果がこれである。

江ノ島あたりで撮った写真。

やはり自分が好きなところで撮った写真はお気に入りが増える。


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リフレクション。

青色が綺麗だったので撮った。

写り込む人間を選び出したらキリがないけれど、もう少し水たまりに人間が接近するタイミングを待つべきだっただろうか。

ただ、そうすると青が消える。

難しいね。


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海を眺めていたふたりを撮った。

その時は全く気がつかなったけれど、よく見ると左の女性のお腹が大きい気がする。

もし妊娠されているのだとしら、来年あたりは3人で海を眺めることになるのかもしれない。

想像するのは自由だ。

それにしても、自分でそうした癖に前ボケに使った植物が邪魔で仕方がない。


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空の青さと、少し透けている鴎の羽と。

鴎が翼を綺麗に広げてくれて嬉しい。

構図云々というより、夏らしい色が綺麗に出ていて好きな1枚である。


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夏の江ノ島ではナンパの場面にはいくらでも遭遇する。

ただ、その光景を写真に落とし込むのはなかなか難しいもので、あまりじろじろ見ると絡まれそうだし、写真なんて撮っていることがバレた日にはぶん殴られそうである。

だから、後ろから近づいて一航過。

空も海も砂浜も良い感じに収まってくれたし、斜めに突き刺さったパラソルが良い味を出してくれている。


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カップルには無条件で反応してしまう。

ビーチは人で溢れていたけれど、彼らには関わりのないことなのだろう。

だから、天地にはふたりの他は誰も存在していないことを表現したくて、余計な人間は排除して撮った。

写真は嘘をつくと言うが、これなどはまさに大嘘つきの写真である。



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今回も大した枚数ではない。

日傘を狙って何枚も撮ったはずなのに、気に入ったものがなかったのは残念。

分かりやすい被写体だから撮ってしまうけれど、よほど条件が揃わなければ今後はやたらと狙わないようにする。

写真というものは、実に難しいものだ。