叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

突撃


本当は家で大人しくしているつもりだったけれど、気付けば京都の街を歩いていた。

咽喉の痛みは殆ど引いて時々咳が出るくらいだったし、そもそも基礎体力の部分は落ちておらず実に元気なものだから、飛び出してしまえば何の問題もない。

用件は相変わらずこれといってないので、この前京都で撮ったフィルムが2本に今日撮りきった1本を追加して、合計3本のフィルムを現像に出した。

今回の3本は殆ど京都が写っているわけで、どのような仕上がりになるのか非常に愉しみである。

京都はとにかく撮っていて面白い街で、いつもふらふら歩き過ぎて脚が痛くなってしまう。

まず京都駅からして時間ごとに影の出来る場所が変わって面白いし、七条あたりの鴨川は地元の人が遊んでいると思えば、四条あたりまで上がれば観光客が増えてきて、人間模様が変わってくる。

壮大な寺社仏閣や言うに及ばず、石造りの建物がちらほらとあるかと思えば、ひとつ道を逸れれば生活感溢れる路地が続いている。

その全てが大体徒歩圏内にあるし、もれなく人間が歩いているから背景との組み合わせにも事欠かない。

最近は本当に京都に住んでみたくなっていて、市街地でなくても電車に乗って行ける範囲でも良いから、心置きなくぶらぶらしてみたいと思う。

愉快だろうなぁ。