叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

熱海


休日というタグをつけるのは実に久し振りで、漸く私も社会の仲間入りが出来た気がする。

座学の研修ばかりで、疲労というものは殆ど感ぜられなかったので、兼ねてから計画していたポートレートの旅に出た。

別にその為に予定を組んだ訳ではないのだが、ふたりのモデルさんとの予定がばっちり嵌って、なぜかそのような名目の旅になった。

行動を開始したのは朝の6時。

寮近くの駅まで、1時間と少しの道のりを歩いた。

明確な目的があるとか、だらだらウォーキングをするとかであれば歩ける距離だが、軽い気持ちで出掛けられるような距離では無い。

この距離が抑止力になって、ふらふらと都会に出掛けることもなくなると思えば、マァ、それも良いか。

ただ、それならば、私の癒しである海が近い田原の工場が良かった気もするけれど。

ポートレートの方は、やたらと風が強かったことを除けば天気も良くて、2ヶ月ぶりにすれば首尾よく撮れたと思う。

ただ、せっかく撮った写真は、フォトラボヒビさん、予定が立て込んでいるらしく、3日ぐらい前に出したフィルムも2週間ぐらいかかるというから、下手をすると5月ぐらいまで見られないかもしれない。

桜の写真は、皆がもうその存在を忘れてしまった頃に出来上がってくるだろう。

それもフィルムらしいといえば、らしいね。