叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

スイッチ


昨晩は眠れなかった。

どこかに不眠のスイッチがあって、一度それが発動してしまうと、どんなに宥めても賺しても眠れない。

用事がなければそのまま起きていても良かったが、今日はポートレートを撮りに行く予定があったので、ドリエルを飲んだ。

お陰でぐっすりと眠ることができた。

ポートレートは伊勢の二見浦で。

三重県内ならば良かろうというのと、密にはなりそうにもない環境だったから。

いつまで、言い訳をしながら外出しなければならないのだろう。

不急ではあるが、少なくとも不要の外出ではない。

毎日毎日職場の人間ばかりと話して、休みの度に散歩ばかりをしていたのでは、精神がおかしくなってしまう。

私はポートレートでもやらなければ、他人とコミニケーションを取る手段がない。

多少風はあったけれど、海辺の麗かな夕暮れの中で撮るポートレートは、出来栄えはマァ分からないながらも、時間そのものが至福だった。

やはり、海は行くだけでよろしいけれど、誰かが一緒にいるというのは、さらによろしい。

また、撮りにゆきたい。