叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

冬の海


土曜日の、休日出勤がなくなった日だった。

金曜日の夜にメッセージをして、撮影をしていただけることになった。

午前中こそ曇りがちだったものの、夕方は多少晴れるという予定だったから、そうであれば海へ行くべく、場所は二見浦にした。


りささんを撮るのは、実に1年ぶり。

1年間会わなくても、問題なくコミニケーションを取れるというのは、やはりポートレートの妙味なのだろう。

この日のファーストロールには、portra 400を奢った。

portra 400らしい、柔らかい絵になっていると思う。

ちなみに、現像から上がってきたファーストインプレッションでは、何となくネムいなという印象だったが、徐々に味が出てきたような気がする。





次に使ったのはlomographyのcolor negative400。

portraと比べると色味も濃く、かっちり写っているような印象だが、光の状況が刻々と変わる夕暮れだから、正確なところは分からない。





その後は、フジの業務用100と、superia premium 400を使った。

陽が落ちてしまっていたこともあるが、色味はさっぱり、コントラストは高い写りになっている。

空が、殆どトんでしまっているのは、どうしようもない。







今回は、いろいろな種類のフィルムを使ってポートレートを撮ってみた。

それぞれに味わいがあって、一概にどれが優れているとは言い切れないけれど、違いを愉しむのもフィルムの味だと思っている。

もう少しだけ、フィルムに頑張って欲しい。