叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

相殺


昨日の夜は実に愉快だった。

友人の中国料理店でご飯を食べて、その後は友人が店じまいをするのを眺めながらずっと喋っていた。

話が尽きないというのはまさにこのことで、もう少し話をしていたかったけれど、ホテルのチェックインをしなければならなかったので泣く泣く別れてきた。

年齢も違う、育った環境も違う友人と延々話が出来るというのは実に幸せなことで、こんな友人は2人ぐらいしかいない。

京都もかなり人が多くなってしまったし、宿代も交通費もバカにならないけれど、友人に会いにわざわざ行く価値が間違いなくある。

幸せな時間というものが、決して不幸な時間を打ち消してくれることはないし、それが過ぎ去ってしまえばまたいつものツマラナイ日常がやってくるだけだ。

それでも、不幸な時間やツマラナイ時間を少しでも減らせるように、これからも私は幸せな時間を探すことをやめないだろう。

また明日からは日常がやってくる訳だが、願わくはその日常にも幸せを見つけられんことを。