昨日、写真を撮らぬと書いてから近所の定食屋に夜ご飯を食べに向かった。
比較的早い時間に行ったけれど、土用の丑の日が近かったからか、予約で一杯だった。
待ちたくはなかったので今回は諦めて、ズボンのポケットの忍ばせていたGRⅢxでスナップを撮り歩いた。
既に枯れてしまった紫陽花と、雨上がりで生き生きとしている他の植物と。
ご飯を食べる場所を探すのにも苦労する田舎だが、探せば人間の営みもある。
GRⅢxは、まだ使いこなせずにいる、と思う。
ただ、これだけ性能の良いカメラになれば、どう撮るかというよりは何を撮るかが大切な訳であって、気に入らぬ写真ばかりが出て来るとすれば、私の撮り方が至らないのだ。
ライカのように撮るという行為そのものに悦びを感じられるカメラではないし、フィルムのような色味が出るわけでもないから、ますます私が何をどう撮るか、どう現像するかによって写真の出来映えは変わってくる。
なかなか難儀なカメラではあるけれど、シャッターチャンスの損失を極限まで減らせるという点では最高のカメラだから、どんどん持ち出していこう。