叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

不穏


朝の5時には起きて、少しだらけた後、ジョギングをして、風呂に入って、9時ごろには全ての行事が終わってしまった。

今日のジョギングは、6km。

特筆すべきは1kmの平均タイムで、驚異の5分40秒台を記録した。

本職の人には鼻で笑われそうだが、いつも6分50秒台の私からすれば相当に速い。

少しずつ、効果が出ている。

その後は晴れ間を待ちながら、吉村昭の「破獄」を読み終わった。

大東亜戦争の戦前戦中を通じて、4回の脱獄を繰り返した男の話で、男が破獄を繰り返す経緯を中心に、戦争という特異な状況下における刑務所の生活の様子や食糧事情についても語られている。

重たいテーマの話だったが、一般の国民と同じように戦争に巻き込まれてゆく囚人達の様子は非常に興味深いものだった。

小説は面白かったけれど、肝心の晴れ間が出なかったので、写真を撮りに散歩に出掛けることは叶わなかった。

カメラバッグを新調したから、ぜひぶらぶらしたかったのだけれど。