叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

カルチャーショック


NikonのZ6、デビュー戦はポートレート

中古での購入ながら、ファームウェアが最新のものにアップデートされていたので、流行りの瞳オートフォーカスが使えた。

少し迷うかな、という感じ。

デジタルカメラは久しく使っていなかったから、他のメーカーと比較して云々というのはよく分からないが、実用に差し支えなければそれで宜しい。

今まで露出もピントも自分で合わせて写真を撮っていた私としては、全てをカメラがやってくれるというのは、軽いカルチャーショックですらある。

自動化された分脳みそのリソースを他のことに割けるし、何より撮った写真をその場でモデルさんと共有出来るのは素晴らしいことだと。

使用感、操作性ともに今のところ満足だが、やはりポートレートを撮るとか、景色を撮りに行くとか、明確な目的がある時に持ち出すカメラだと感じた。

一寸散歩のついでに撮りますよ、というつもりで持ち出すのには、少し大きいのだ。

そして、その散歩のついでのような装備で旅に出ていた私としては、その大きさが致命的でもある。

今後泊まりの旅行で出掛ける時には、鞄が大きくせざるを得なくなってしまった。

どうにも、写真を撮ることに対する心理的なハードルが上がってしまった気がして、少し恐ろしい。

ただ、カメラを変えたことによって私の写真がどのように変わってゆくのかはまだ未知数だし、当分はこれ一本で撮るつもりだから、面倒臭がらずにどんどん持ち出してゆこうと思う。

どれだけ撮ってもお金は掛からないし、レタッチもいろいろ模索してゆけるから、愉しみも多いのだ。