叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

完売


フィルムが殆ど売れてしまった。

やはり、それなりに需要があるらしく、出品すると直ぐに無くなってしまう。

これで当分は写真を撮る術を持たなくなってしまったが、そんな日々を過ごすことによって、写真に対する餓えのような感情を抱くことが出来れば、それはそれで素晴らしいことだ。

たったの1年ではあったが、フィルムでしか出来ない撮影体験にずっぽりとハマった。

EVについての考え方、日中は開けられず、夜は開けざるを得ない絞り、スナップを撮ることの愉快さなど、数えればキリがない。

そう遠くない将来デジタルライカを買うだろうけれど、撮影手法としてはあまり変えずにいようと思う。

ISOは原則固定、シャッタースピードは最速1/1000、後は絞りの値で露出を調整するやり方。

デジタルに変えても、フィルムカメラでやれた以上のことは敢えてやらない。

写真のレタッチについても、撮りためたフィルム写真を参考にしながらどこまで再現出来るのか愉しみだし、逆にデジタルでしか出せない色味についても追求することが出来る。

やはり、写真に対して慾が出て来ているようだ。

私にとってみればこれは非常に良いことだから、またぼちぼちやっていこう。