阿呆が行く
夜勤明けだったのだ。昨日まで体調も優れなかった。
それでも、青春18切符を既に購入していたので、意地でも何処かへゆかねばならぬと考えた。
使用出来る期限が迫っているのだ。
私という生き物は、どうにも。
行き先は江ノ島である。
少し仮眠を取って、などと考えていたけれど、全く眠れなかったので、始発に乗って飛び出してきた。
電車の中では、おそらく見苦しいほどにずっと眠っていた。
久しぶりの江ノ島
以前訪れたのが3月ごろだったか。晩夏の江ノ島は、やはり人が多い。
いつもは参道から入って散策するけれど、今日は船を使って、一気に島の裏へ回った。
島の風景
到着した裏側では、強い風が吹く中、大勢の人が必死に釣りをしていた。こんな真っ昼間に、何が釣れるのだろうか。
沖合いには海上保安庁の船が遊弋していて、はじめは愉快に撮っていたが、いちいち写り込んでくるので次第に邪魔になって来た。
その後は名物のしらす丼を食べることもなく、これまた名物の鳶を一生懸命追っかけたり、シーキャンドルに登ったりした。
何処へ行ってもひとりが自覚されて淋しいな!
夕暮れを撮る
夜勤明け、一睡もせずに飛び出してきた一番の理由が夕暮れである。今日は、間違いなく晴れるということだったので。
案の定、よかった。
富士山の傍らにゆっくり沈んでゆく太陽、振り向けば月も明々と顔を出していて、良い対比だった。
夜は日和った
居酒屋も控えめにしなければなぁと思って、平塚をぶらぶらしたけれど、どこも人が多い。やはり、7時ごろから探し回るのでは駄目だ。
適当にチェーン店に入った。
明日も7時間、電車に揺られる。