嗚呼、横浜行きの夜行バスに乗っています。
目的地は江ノ島。
本当は動くべきではないと、心の何処かで後ろめたさも感じてはいるのです。
ここで我慢の出来ない私は、社会不適合者、意志の弱い軟弱者と謗られても仕方がありません。
ただ、ふと思うのです。
ワクチンを打った翌日に、老衰で死ぬ老人は一体何を思うのだろうか、と。
明日死ぬかもしれないのだから今日を精一杯生きなさいという割に、明日死なないためだけに汲々としているのは、実は途轍もない矛盾を孕んでいるのではないか、と。
そうやって、言い訳をして、出てゆきます。
では。