叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

ぶーん


やはり私は、社会不適合者らしい。


旅行はよろしい、帰省はよろしくない、なんてテレビが報じて、混乱必至などと騒いでいても、私は従うつもりはない。


周囲の人たちは、外出自粛の連休を過ごすことにしているようで、それとなく圧力をかけてくるので、はい、大人しくしておるつもりです、としおらしく答えている。


自粛の動機が、感染することへの恐怖からなのか、安易な思考停止によるものなのか、崇高な利他の精神によるものなのか、それは分からないけれど、外出する人が減れば減るほど感染が拡大し辛くなるのは確かなのだろう。


自分を殺して、赤の他人のことまで気遣って、いつまで続ければいいのかも分からない自粛を素直に続けられる人たちに拍手を贈りたい。


人間なんて、所詮誰かに迷惑をかけたりかけられたりしながら生きているのだから、悪意を持って相手に危害を加えるようなことさえしなければ、自分のやりたいようにやるのが一番だと考えている私のような人間は、どうにも我慢弱いところがある。


人は、その性のように生き、その性のように死ぬと、何かの本で読んだことがあるが、私などはあっさり死んでゆくのだろうな。





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