朝起きたら、ポートレートが撮りたくなっていた。
というのはウソだ。
Twitterのタイムラインを追っかけていたら、フォローしていたモデルさんの撮影会があることを知った。
前からポートレートを撮りたいとは思っていたけれど、なかなか機会が作れなかった。
レンズはマニュアルフォーカスだし、レタッチしようにもパソコンは持っていないし、と言い訳を繰り返しながら。
だが、撮りたくなったときに撮りにゆけばいいという気持ちに、今日はなっていた。
そう思わせてくれたモデルさんには感謝。
ポートレートの撮影会には、モデルさんと一対一で撮影を行う個人撮影会と、モデルさんひとりに対して複数人のカメラマンが撮影を行なう団体撮影会があるが、今回参加したのは後者。
いきなり一対一で話をしながら、1時間も撮影をする気力がなかった。
始終曇りだったが、雨は一度も落ちて来ず、暑いながらも快適な撮影だった。
ただ、マニュアルフォーカスはどうにもピントを外す。
今まで静止物だけを撮っていた私の指が、モデルさんのちょっとした動きについていけない。
意図しない魅力的な仕草とか、会話の中で生まれる笑顔とか、そういう指示からは生まれない一瞬を捉えきれない。
1時間半ほど4人のカメラマンで順繰り撮ったのたが、あっという間だった。
難しいなぁ、難しいなぁ。
背景の様子とか、光の具合とか、少しぐらい気をつかってやってみたけれど、ピントが合わぬことにはどうしようもない。
それでも、昔の人はマニュアルフォーカスだけでやっていたのだから、もう少し練習しよう。
そのためには、個人撮影会もいいかなと思ったり。
またひとつ、趣味を見つけた。