叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

撮り納め


連休初日。

京都でポートレートの撮り納めをしてきた。

モデルはくーちゃんさん。

一度お別れをしておきながら、またお願いするのは何ともシマラナイ感じだが、今更他のモデルさんにお願いする気は起こらない。

本当は、大きな登山リュックを背負ってくーちゃんさんの前に登場し、撮影が終わった後意気揚々と鹿児島への帰途に就くはずだったが、マァ、横浜へ行く途中の寄り道になってしまった。

そういえば、2年前にコロナに罹った時もくーちゃんさんとは撮影の約束をしていて、キャンセルしてもらった経緯がある。

よくよく、奇妙な縁ではある。

撮影についてはいつもの通り、京阪七条の駅から四条駅あたりまでの鴨川沿いを歩いたり、ちょっと先斗町あたりに引っ込んだりしながら撮った。

川だけでなく、山茶花で撮ったり、可愛い壁の前で撮ったり、橋の上で撮ったり、バリエーション豊かになったのではないだろうか。

それに、前半は曇り空だったが、後半は良い感じに陽がさしてきてくれたので、ズマールお得意のゴーストも撮れていると思う。

以前より少し増えたかもしれない傷と、新しく装着したフィルターの影響がどう出るのかは未知数だが、もしこの結果が良ければ当分はこの組み合わせで撮ることになる。

現像は年明けになるから、それまでは静かに待つとしよう。

それにしても、今日は横浜用の荷物を背負っていたからいつもより疲れてしまった。

ポートレート撮影に際して、交換レンズとかストロボとか諸々の機材をリュックに詰め込んで万全の体制で臨むカメラマンの大変さが、ほんの少しだけ分かった気がする。

私はいつも、カメラ本体とレンズ1本、それもとびきり軽いものしか持ち歩かないから。

一度軽装をモデルさんに怒られてみたいな。