叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

旧交


連休も5日目。

折り返し地点を迎えたと思うと既に淋しい。

今日は15年近く前から付き合いがある人たちとの酒席に参加した。

私がまだ10代だった頃に出会った人たちで、みんなそれぞれの人生を過ごしつつも、またこうやって再会して語り合えることの有り難さ、不思議さを噛み締めている。

日頃からつるんで遊ぶような関係性ではないけれど、たまに帰省すればみんな喜んで集まってくれて、一瞬にして当時のような感覚で会話が出来るというのは実に有難い。

更に言えば、我々は学校が一緒だったとか、職場が一緒だったとかではなく、ほんの数ヶ月同じプロジェクトに参加していたというだけの共通点しか持っていないのである。

人間の縁というのはどこに転がっているのか分からないし、それを結び得たとしていつまで保持しえるかどというのは、まさに神ならぬ身の知る由もない話だから、まさにこういう関係性は僥倖によるものと思って、私はあくまでも謙虚に彼らと向き合ってゆこう。

実に良い一日だった。