叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

ポートレート


今回の撮影について感想を色々と書こうと思ってあまり賢くない頭をフル回転させたものの、結局は愉しかったという言葉以上のものは見つからなかった。

いつもならぐだぐだと能書を垂れたり、写真一枚ずつにタイトルをつけたりするのだけれど、そういう気にもならない。

場所は鎌倉周辺、由比ヶ浜を歩いたり、たまたま見つけた公園の遊具で遊んだり、折角ならと鎌倉の大仏を見物したりしたということだけ誌しておこう。


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実は、冬にまたお会いする約束をした。

私も愉しかったが、彼女もまた多少なりともそう思ってくれていたらしい。

今回は私の要望ばかりを聞いて貰ったから、次は色々と話をしながら彼女が好きだと思える写真を撮ることも意識してみよう。

一緒に作品を創り上げていこうというような、ご大層な意図があるわけではない。

ただ、一方通行はもう面白くないのだ。

ひとつひとつの撮影がふたりの共通の思い出として残るような努力をしたいし、それがまだ若い彼女が大人になってゆく過程を写し留めることになればとも思っている。