叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

夏の旅


暑いという言葉を何度重ねても涼しくなることはないのだけれど、言わずにはいられない天候である。

ただ、これほどまでではないとしても、それなりの暑さの中を私は歩いて三重から京都まで行ったのだ。

距離を稼ぐ為には、朝と夕方だけ歩くという贅沢なことは出来ないから、帽子を被り、タオルで首筋を覆い、ラッシュガードを着込み、凄まじい勢いで水を飲みながら歩いた。

さらにその前、四国へ行ったときも、電車の乗り継ぎまでの暇つぶしの為に高知の田舎道をえっちらおっちら歩いたし、沈下橋巡りと称して20km以上の徒歩行軍をした。

この時は四万十川で水浴びをしたり、ゲストハウスでバーベキューをしたり、典型的な夏休みを過ごすことが出来た。

私の夏の旅は、どうにも歩くことが根底にあるようで、今年は鹿児島に帰ってだらだらすることを決めてはいるけれど、来年はまた歩き旅を考えてみたい。

ただただ汗をかきながら、先に進むことをだけを考えていれば良い歩き旅は、実はとても贅沢な時間であることに最近気づいて、まだ若いうちにその時間を謳歌したいと思っているのだ。

折角長い休みを与えられているのだから、有効活用していきたい。