叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

関心


私は他者への関心が薄い。

誰某と誰某の間に繋がりがあるとか、誰某が何を言っていたとか、そういう事には全く興味が無いし、何処か誰かが幸せに浸っていようが、絶望に打ち拉がれていようが、野垂れ死んでいようが気にするつもりもない。

自分が他人に対して無関心を決め込む以上は、私自身も他人からそのような扱いを受けて然るべきなのだが、人間社会というのは上手く出来ていて、最低限のコミニュケーションさえ取れていれば、決定的に迫害される事態にはならない。

その代わり、誰とも仲良くはなれないけれど。

そういえば、大学生の頃は少し政治に興味があって、そういう人脈を作りつつ、そちらの世界に片足を突っ込んだこともあったけれど、あんなものは他人に興味の無い人間にはやれない商売だと思う。

後は野となれ山となれというような人間が政治を志してしまったら、世の中は混沌に陥ってしまうだろうから、これは若き日の気の迷いとして、心に仕舞っておこう。

他人に対して無関心な生き方が今後プラスの方向に働くとは到底思えないけれど、この歳になると最早他者との距離感をまともに測ることすら出来なくなっている。