叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

品定め


観光地や景勝地にゆくと、他人のカメラをじろじろと見る。

ここ2、3年で、ミラーレス一眼のシェアが増えていることは間違いない。

しかし、殆どの人はスマートフォンを構えていて、大きなカメラをぶら下げている人自体は減っている気がする。

簡単に撮れる、手軽に撮れるという点で一眼カメラを大きく凌駕しているスマートフォンが、画質の点でも既に及第点を超えてきているから、それも仕方のないことなのだろう。

私が持っているライカはあまり見かけない。

それこそ、フィルムライカをぶら下げている人なんて見たことがない。

出てくる写真は、今時のデジタルで撮るすっきり、くっきりしたものではないし、流行りのフィルムカメラのふんわりしたものでもない。

中庸、凡庸。

それでも、私のような人間にはこのぐらいが良い。

他者と比べていたら、どこまでもきりがないから。