叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

無尽蔵



本日は延岡から博多までの移動。


当然、全ての行程を鈍行で行く予定で延岡発の始発に乗ったが、別府を出たあたりから辛くなってきて、宇佐から特急電車に切り替えてしまった。


このあたり、歳を取ったなと心から思う。


大学生の頃は12時間以上平気で鈍行に乗っていたし、多少疲れたとしても電車の中で眠れば大体快復していた。


それが今は、鈍行の中ではまともに眠ることも出来ない。


鈍行は揺れるし、冬の時期は停車してドアが開くたびに寒風が吹き込んできて、とても快適には眠っていられないのだ。


その点、特急はすべての点で快適で、最初からこうしておけばとも思ったけれど、先ずは鈍行でと思って早々に始発で出て来たおかげで、後を走っていた特急が起こした人身事故には巻き込まれずに済んだ。


最初から特急をアテにしてのんびりしていたら、それに巻き込まれていたかも知れない。


それに、車内でちょっとしたコミュニケーションもあったから、私の選択は何も間違ってはいなかった。


博多に着いて、天神のビックカメラがフィルムの即日仕上げをやっていたから、フジのフィルムを2本だけ現像に出した。


戻ってきた写真を見て吃驚したのは、桜島と開門岳の写真が半分くらいを占めていたことで、ふるさと補正というか、望郷の念が
強過ぎるあまりの仕業というか、撮った写真もありきたりで、笑ってしまうほどだった。


あまりにも代わり映えしないから、2枚だけ載っけておこうか。



私はやはり、如何にもな風光とかシンボリックな建築物とかを、上手に撮ることは出来ないらしく、他人から見れば何が撮りたかったのか分からないようなものを撮るのが向いているようだ。










さて、明日はどこまで行けるかな。


どちらにせよ、もう帰らねばならないから。