叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

異質なもの


大学時代の後輩がニューハーフになっていた。


姉妹に挟まれて育ったその人は、当時から女らしいという印象があり、友達も女性が多かった気がする。


それでも、大学を卒業するまでは男として生きていたようだが、風の便りでニューハーフになって、ニューハーフバーで働きはじめたと聞いた。


大学時代の女性の友人は、嬉々としてそのお店に行ったようで、とても愉しかったといい、次は一緒に行こうと誘われた。


しかし、私は躊躇ってしまっている。


どんな顔をして、その人と話をすれば良いのか分からない。


差別主義者と言われれば、甘んじて受けるつもりではあるけれど、異質なものに違和感を持つこと、不安を感じることは、人として当然のことだと思う。


そういう場面に出会した時、やたらと攻撃したり蔑んだり人もいれば、努めて勉強して理解しようとする人もいる。


私にはどちらも出来ないないから、ゆっくりと離れたいと思う。


そのほうが、誰も傷付かずに済む。


もう少し、大人になったら会いに行こう。




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