叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

悪循環


私自身他人との約束にはこだわらない質で、相手にそれを反故にされてもなんとも思わないかわりに、こちらから反故にすることも特に罪悪感を感じない。

約束した時点ではどんなに愉しみにしていたとしてもその日になって気分が乗らないこともあるだろうから、連絡だけはしっかり取ってお互いに行き違いがなければ、それで良いのではないかと思っているのだ。

ただ、こういう考え方をしているせいか私は昔から友達が少なく、その少ない友人とするたまの約束が逆に重要性を帯びて息苦しくなってしまい、それならばもう約束なんぞしなければ良いという思考になってぃう。

そもそも約束をしっかり守るようにすれば良いのではないかという御説もごもっともで、その点実に申し訳なく思ってはいるけれど、未来の自分の行動を拘束されることがどうにも息苦しいのだ。

こうなってくると、私が友人だと思っている人たちは一体私にとってどのような関係性の人間なのかという疑問すら湧いてきて、どんどん負のスパイラルに陥っている。

大変情けない話で、三十をとうに超えた人間の悩みとは思えないのだが、最近は比較的真面目に考えている。

友達との付き合い方を教えてくれる友達が欲しい。