今週の日曜日は、天気が良くないらしい。
せっかく、例のJR乗り放題きっぷで関東方面まで出掛けてポートレートをやろうと思っていたのに、非常に残念である。
いつもの私なら、そんな光の悪い状況で撮ることはポリシーに反するのでさっさとキャンセルしてしまうのだが、今回はぐだぐだ悩みつつも行くことにした。
妙なもので、本業のモデルに依頼しているのであればキャンセルすることに対して罪悪感は少ないのに、素人との約束を反故にすることに対してはなぜか後ろめたさがある。
ちゃんとしたポートレート撮影が初めてかもしれない彼女に、フォトグラファーに対しての悪い印象を与えてはならないという責任感のようなものすら感じていて、それが約束を反故にすることに対する後ろめたさの大きな要因であるようにも思う。
まだ雨が降ると決まっているわけではないし、降れば降ったで屋根付きの商店街で撮ることも出来るわけだから、今回ばかりは初志貫徹でゆくしかないと思っている。
なんともよく分からない話だ。