叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

疲労


今日はさっさと帰ってきた。

出発が早朝だったからみどりの窓口が開いておらず、遠距離の切符を買うことができなかったので、平塚から熱海、静岡、浜松と切符を細切れに買った。

この作業が実に面倒だったし、その度に財布からお金がなくなってゆくのは実に淋しく、今更ながら青春18きっぷの有り難みを知る思いだった。

やはり、青春18きっぷのない時期に無理をして旅に出るのはよろしくない。

まさかそのせいでもあるまいが、今回の旅はどうにも中途半端で、愉快だったのかそうではなかったのか、自分の中でも結論を得られずにいる。
 
旅というものは、万端の準備をして肩透かしを食らうこともあれば、不意に出掛けた先で思いがけぬ充実を得ることもあるものだが、今回はそのどちらでもないのだ。

湘南の海を歩いたときもいまいち心が晴れなかったし、何か愉快な出会いがあったわけでもなく、特筆すべきことのない、とにかくぼんやりとした旅になってしまった。

こんな思いをするぐらいなら、近場で暴飲暴食をした方がよほどマシだったかもしれない。

明日からは職場に行かなければならないが、どうせ水曜日まではラインは動かないのだから、もういっそのこと、このままゴールデンウィークに突入してくれないかしら。