叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

偶然


数年前から定期的に通っている飲食店が3店舗ある。

ひとつのお店は残念なことに閉店してしまったから通っていたになってしまうのだが、その3店舗に共通している点があって、それは初めからそこを目指して入ったのではなく、予約も何もせず飛び込みで入ったお店だということである。

味の良し悪しについては正直あまり良く分からない私のことだから、ただお腹を満たすだけならお店はどこでも良いと思いつつも、全くの偶然によって自分の趣味趣向にピタリとはまるお店を見つけられたご縁に感謝したいという思いが、何度も通う遠因になっているように思う。

だから、不思議なことに雑誌やインターネットで一生懸命探して能動的に入ったお店については、その時は美味しいとは思ってもなかなか2回目、3回目と重ねて行くことは少ない。

その点で言えば、先日岡崎で偶然見つけたカフェは、これから常連になりそうな予感がしている。

このカフェについては、入るに至った経緯がまさに偶然に偶然が重なった結果だと言えるし、コーヒーの味云々は分からない私だが、お店の雰囲気が何より素晴らしいものだった。

たかだか飲食店の話ではあるが、友達の少ない私からすれば貴重なコミニュケーションの場でもあるから、このようなご縁は大切にしてゆきたいと思っている。