叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

加齢


歳を取ったと感じる場面は様々あるけれど、最近は物事が決めるのにいちいち時間が掛かってしまう時にそれを感じる。

決められなくなったというよりは、決めた後からうじうじ悩むことが増えた。

昔は面白くないと言われるほどに何事も即断即決しまうタチで、あとからその決定を覆すことなんてなかったのに、今は二転三転することが当たり前のようになってしまって、最終判断を下すタイミングがいつもぎりぎりになってしまう。

多少救いがあるとすれば、やるかやらぬかを迷うのではなく、数ある選択肢の中から何を選ぼうかという迷いだから、人生における積極性を失っているわけではないし、人生を積み重ねて行く中で視野を広く持てるようになったということではあるのだが。

ただ、迷いの質はどうあれ、毎度毎度迷っているのは事実であって、幾ら自分に言い訳をしてみてもどこか面白くない気持ちを拭いきれずにいる。

戸惑いこそが人生だよ、と言ったのはONE PIECEのレイリーで、迷うやつは弱いと言ったのは同じくONE PIECEのガープだった。

人生は難しい。