叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

断絶



私は今、何ということも無しに生きておりますけれど、よくよく考えてみれば、数え切れないほどのご先祖様がいて、それらの方々が連綿として繋いでくれた命を生きている訳です。


ふとした拍子に、何処かで途切れてしまっていたかも知れないその命が、偶然か必然か、ここまで繋がって来たことは感嘆に値しますが、ここに来てそれを途切れさせてしまうことに、大変な申し訳なさを感じています。


子孫を残すということについては、私においては全てを投げ出してそれをしなければ実現しないような難事業のような気がして、多くの人が何か凄まじい努力をして其れを為しているとも思えないのですが、マァ私には出来ないということなのでしょう。


そうなってくると、人生の目的はただ私ひとりが生きていくことだけになる訳で、どうもそれは面白くないのですが、自死するほどの勇気もない私は、今日も働いて疲れただけ、という訳です。




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