叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

ライカ欲


今は、SONYのカメラを使っています。


大変良いカメラで、画素数が高く解像度に優れ、連写も出来、人間や動物の瞳に自動でピントを合わせてくれる機能も付いており、更には動画まで撮ることが出来ます。


こんな高機能なカメラに不満なんてあろう筈が無いのですが、上に書いたこの機能、私は全く使っておりません。


オールドレンズを無理矢理引っ付けて、せっかくの機能を悉くスポイルしてしまっていて、全く申し訳無いところ、今沸々と湧いて来ているのがライカ欲です。  


それも、フィルムのライカが欲しいのです。


イカというのはドイツのカメラメーカーで、マァ値段が高いことで有名なのですが、カメラが好きな人にとってはひとつの到達点というか、目標というか、どこか頭にへばりついて離れないメーカーです。


ただ、値段は高いけれど、先に書いたSONYのカメラで出来ることは殆ど出来ません。


ピントは自分で合わせないといけないし、露出と呼ばれる写真の明るさは自分で調整しなければいけないし、特に私が欲しい機種はフィルム機ですから、画像の確認すらその場では出来ず、いちいちカメラ屋さんで現像してもらわなければならないのです。


それでも、このデジタル全盛の時代、写真なんてスマホで十分という時代に、総金属製、電子部品を全く使っていないカメラで、一枚一枚丁寧に写真を撮るということをやってみたい訳です。


今の私は、どれほど写真を撮ってもひと月もすれば全く見返すことをしないし、撮った時のことをあまり覚えてもいませんので、フィルムの、それもライカを使えば、少しぐらい丁寧に写真が撮れるかなと、思っているところです。





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