6日連勤した後の疲れというのはひと晩眠ったぐらいでは抜けるものではないようで、11月最初の休日は部屋でだらりと過ごすことになった。
そんなに疲れているのなら目を覚ますことなくこんこんと眠り続けてくれれば良いものを、最近の私の身体は5時間ぐらいすると必ず一度を覚ましてしまうから、今日は快眠だったという感覚を久しく味わっていない。
もう少し若い時は起こされるまで平気で一日中眠れていたし、起きた時には何の疲れも残っていない状態だったのに、これが加齢というものなのだろうか。
そう言えば、最近伸ばしている顎鬚にも白いものが混じっていて、私も最早そう若くないと実感せざるを得ない。
あと人生が何年続くのか知らないけれど、衰えるだけの肉体を引き摺って生きる必要が一体どこにあるのだろうかという疑問が、こういう淋しい休日の午後にはよく湧き上がってくる。
マ、だからと言って愉しみが何もないわけではなく、ましてや死ぬことなどは微塵も考えていない。
人間というのはややこしいな。