叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

余韻


12時間眠った。

こんこんと眠り続けるとはまさにこのことで、何度か薄く覚醒はしたものの、起き上がることが出来なかった。

ドリエルも飲まずにこの時間眠り続けたのは、実に何年ぶりだろうか。

一昨日、昨日と京都でよく歩いて疲れていたのが良かったのだろうし、昨日は昼と夜にアルコールを努めて摂取しなかったからそれも良かったのだと思う。

私とアルコールは、最早反目すべき間柄になってしまったようだから、今後は無理をせずにせいぜい食前酒程度に嗜むようにする。

今日は部屋で、読書半分、テレビ半分の生活をしながら京都旅行の余韻を味わっていて、やはり京都という場所については特別な感情があったのだと再確認した。

終わりが来ることは淋しいけれど、それは懐かしむことの出来る場所が増えたり、再会を喜ぶ機会が増えるということでもあって、感情の起伏を生み出すという点で良いことではないかと思っている。

私はこれからもこんな生活を続けて、そのまま死んでゆくのだろうなら、如何にすればこの生活を続けられるのかということを考えてゆかねばならぬと思う。